糖尿病の予防

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糖尿病の現状について

現在、日本のみならず世界で糖尿病の患者さんが急増し、大きな問題となっている。糖尿病は自覚症状に乏しく、知らない間にその合併症が進行してしまうという特徴がある。そこで日頃から、食事・運動に注意して、標準体重を維持し、毎年一回は血糖値あるいはヘモグロビンA1cを測定することで、その予防、早期発見に努めることが重要である。 糖尿病はは紀元前からある病気である。現在「糖尿病」と呼んでいる病気に関するもっとも古い記録は、紀元前1500年ごろの古代エジプトの処方集であると推定されている。 日本でも平安時代に摂政関白となって栄華を極めた藤原道長が、糖尿病を患っていたことが「御堂関白記」に記載されている。この病気の原因については長い間不明だったが、治療法も進歩し、生活習慣を見直す必要があることがわかってきた。

今後の患者を減らすために必要な予防方法

糖尿病は、インスリンとホルモンの働きが弱まることによって生じる病気である。このインスリンは膵臓から分泌される。もし体に何か異常があり、血液中のブドウ糖(血糖)の濃度が高くなると、それに分泌細胞が反応し血液中にインスリンを分泌して、血糖が高くなるのを防ぐ。 しかし、血液中のブドウ糖が高い状態が長く続くと、そのために血管が障害され、失明したり、腎の働きが低下したり、手足のしびれや血管がつまったり硬くなったりする動脈硬化症など、さまざまな合併症が発症する。 このように糖尿病は、私たちの生活習慣とも深く関わる病気であるが、その発症のメカニズムも解明が進み、今ではしっかり治療を続ければ、健康な人と変わらない人生を歩めるようになった。そのためには、糖尿病をを予防する生活習慣が大前提となる。